第9回インターネット皮膚病理診断検討会

抄録

演題番号 012

 

「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)の患者に多発した赤色結節」
光井 康博(奈良県立医科大学皮膚科)

掲示板

79歳男。
既往:間質性肺炎、慢性C型肝炎、慢性腎不全、高血圧、高尿酸血症。2014年8月CTにて右鎖骨上窩、右上縦隔、気管前のリンパ節腫大、脾臓に31mm大の低濃度腫瘤を指摘。同年9月PET-CTにて右鎖骨上窩、右上縦隔、脾臓にFDG集積を認めた。
右頚部リンパ節生検にてDLBCL T cell/histocyte-rich variantと診断。同年10月から2015年5月にかけてリツキシマブ8コース施行し、病的リンパ節腫大は縮小、脾臓の低濃度腫瘤も消退した。
2015年10月に約1か月前から自覚した左前腕赤色結節を主訴に当科を受診し、生検?施行。その後赤色結節は縮小し、25日後の再診時に平坦化した紅斑から生検?施行。
同時にT細胞受容体遺伝子再構成を提出。サザンブロットではCβ1鎖は再構成認めず、Jγ鎖では再構成を認めた。PCRではβ鎖、γ鎖ともに再構成を認めた。
同年12月左前腕、上腕、右下腿に赤色結節が多発し、生検?施行。
以降小豆大程度の赤色結節がときに出現していたが、2016年4月現在消退している。

 

 

 

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