第9回インターネット皮膚病理診断検討会

抄録

演題番号 007

 

「左手背に生じたPikus型基底細胞癌を疑った1例」
青柳直樹(千葉市立青葉病院皮膚科)

掲示板

症例:83歳,女性
臨床診断:毛包系皮膚腫瘍
病歴:3年前に左手背に熱傷を受傷し,その後結節が出現した.1年前より急速に増大し,表面からの出血を伴い2016年1月に当科を受診.
現症:20mm×10mm×2mm大のドーム状に隆起する弾性硬の紅色皮膚結節あり.圧痛なく、下床との可動性は良好であった.
ダーモスコピーでは,白色無構造の中心部に黄色痂皮(潰瘍形成)がみられ、周囲に樹枝状血管を認める。
検査:超音波検査では周囲との境界明瞭で,内部がlow echoicな球状腫瘤.内部への血流を認める.
良性の毛包系皮膚腫瘍を第一に疑い、2mmマージンにて切除した。
病理:表皮と一部連続した周囲との境界明瞭な腫瘍塊が存在し、内部には好塩基性の細胞が索状に配列し胞巣を形成する。索状に配列している細胞は辺縁でpalisadingを認める。
診断:基底細胞のPinkus型の疑い

 

 

 

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