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第3回インターネット皮膚病理診断検討会

抄録

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演題番号 008

 

「腹部の黒褐色局面」
曽和 順子(大阪市立大学大学院医学研究科皮膚病態学)

 

【症例】45歳、女性。
【現病歴】20歳頃に左側腹部の黒色調の色素斑に気づいた。色素斑は徐々に増大し、最近5年間で倍増した。
【現症】左側腹部に、大きさ15×20 mm、境界明瞭で、乳頭状の黒褐色局面が存在する。正中側は淡褐色でやや平坦、外側は黒褐色で乳頭状隆起がやや強かった。
【ダーモスコピー所見】全体として、cobblestone appearanceの所見であった。また、褐色調あるいは青黒調の大小不同のglobulesを認め、multiple blue-gray globules様の所見を呈していた。辺縁の一部には、leaf-like areas様の所見を認めた。
【病理所見】表皮と連続し上方に隆起した腫瘍で、下縁は周囲正常部の表皮下縁を結んだ線と一致している。腫瘍細胞は小型な基底細胞様細胞で、網状を呈している部分もあり、pseudo-horn cystも存在する。一部では、好塩基性の腫瘍胞巣を形成している。腫瘍胞巣の最外層は柵状配列し、周囲との間に裂隙を形成している部分もあった。

 

アルシアンブルー染色組織写真(2/20up)

 

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