| 症例は62歳、男性 。3年前に背中の紅褐色斑に気付いた。徐々に皮疹の拡大、隆起を認めたため、2008年6月2日近医受診し、精査加療目的で当科を紹介され、同年7月16日に受診した。腰背部中央に46×35mm大の褐色斑を認め、内部に2カ所、大豆大の紅褐色局面を含んでいた。病理組織学的検討では、大型で胞体の明るい細胞が管腔を形成しながら、一部では個々に表皮内で増生する像がみられた。断頭分泌を呈する部位も存在した。免疫化学染色では、CEA,
CK7, GCDFP15が陽性、PAS, CK20, S-100, HMB-45は陰性だった。病理所見からはExtramammary Paget病を疑ったが、発症部位、臨床所見からは、Apocrine
hidracanthoma simplexの可能性を考えた。本学会にてご意見を伺った後、更なる検討を加えたい。
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