演題番号 007
「生検後に消失した組織球症」 堀口裕治 (大阪赤十字病院 皮膚科)
31歳、女性。初診の3週間ほど前から下口唇の右寄りにしこりが生じ、徐々に増大した。初診時、同部位に約1.5センチメートルの大きさの自覚症のない硬い結節がみられた。周囲は堤防状に盛り上がって中央は痂皮をともなうやや陥凹する不整形の潰瘍を形成していた。悪性腫瘍を疑い辺縁近くから生検したところ、翌週の抜糸時にはしこりはやや縮小し、4週後には無治療のままほぼ消失した。一般臨床血液検査に著変はなく、全身のPET/CTを行ったが他臓器にあきらかな陽性所見はみられなかった。
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