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第2回インターネット皮膚病理診断検討会

抄録

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演題番号 006

 

「Adipophilinに一部陽性像を認めた基底細胞癌」
三浦 圭子(東京医科歯科大学医学部附属病院 病理部)

 

77歳、男性。右耳後部の皮膚腫瘍。他院で生検されBCCと診断されて、当院形成美容外科を紹介され2008年10月末に全切除した。肉眼的には41×33mm大の橙黄色調で比較的平坦な潰瘍底を有する腫瘍で、潰瘍の周堤は青黒色調で蚕食状の角化を示していた。
組織学的に周堤部には表皮に連続して結節状に真皮内に増生する、メラニン色素沈着の高度な腫瘍胞巣がみられる。潰瘍部では周堤の腫瘍胞巣に連続しながら分岐・癒合する好酸性の索状構造をなす腫瘍が増殖する。同部位には泡沫状細胞の集簇や脂腺管様の管腔構造が散見される。基底細胞癌に脂腺癌や有棘細胞癌を合併したのか、浸潤性基底細胞癌が脂腺分化を獲得したものかを鑑別する目的で免疫組織化学的検索を追加した。周堤では腫瘍胞巣内に風船状に変性したメラノサイトが多数共生するほか、リンパ球浸潤が高度で出血・浮腫を伴っており、腫瘍が一部消退傾向にあることが示唆された。

 

 

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