| 【症例】60歳、女性。【現病歴】2001年頃より、右下腿に皮下腫瘤が出現し、次第に増大してきた。2004年4月に近医にて、切除術を施行され、5月に再切除施行された。2005年1月に同部位の瘢痕周囲に皮下硬結が出現してきたため、9月に当科紹介受診された。【現症】右下腿外側の手術瘢痕部に、下床との可動性不良な皮下硬結がある。色素沈着と軽度の紅斑があり、直径約5ミリの潰瘍が存在する。近位部には、直径約1センチの紅色小結節が存在する。【病理所見】(2005年9月:再発時標本)真皮上層から皮下脂肪組織にかけて、境界不明瞭な結節性の病変がある。病変の中央部は、線維芽細胞様細胞の増殖、膠原線維の増生と血管の増加で構成されている。病変の辺縁部は細胞密度が高く、核異型性を伴う細胞もあり、核分裂像もある。(2004年4月:初回標本)再発時の組織と同様の所見を示していたが、病変の主座は皮下脂肪組織であった。 |